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3Dプリンターで作った鋳型製品「RAM block」=姫路市大津区吉美
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3Dプリンターで作った鋳型製品「RAM block」=姫路市大津区吉美

 兵庫県姫路市大津区吉美の模型製造業「相互製作所」が、鋳物に文字を入れるための型「RAM block」(ラムブロック)を開発し、2018年度「ひょうごNo.1ものづくり大賞」の選考委員会特別賞を受賞した。3Dプリンターで作るため、生産効率は格段に向上。唯一の女性社員三反愛さん(39)が設計・開発を担当した。同社は「ものづくり業界で女性の活躍が認められてうれしい」と喜ぶ。

 マンホールのふたや、側溝をふさぐ網状の鉄製ふた(グレーチング)などの鋳造用金型、木型が主力の同社。姫路駅周辺にある姫路城をあしらったマンホールふたの型も手掛けた。

 ラムブロックは鋳物製品の鋳造年月やロット番号を表示するための「鋳出し文字」を、3Dプリンターで出力した樹脂製品。16年に開発に着手し、材料費を極力抑えつつ、熱や圧力に耐えうる強度を実現するため試行錯誤を重ねた。

 17年12月、商品化に成功した。3時間で約100個生産が可能で、生産時間は従来品の約50分の1で済む。ねじ穴まで細かく計算し尽くされ、付け外しに力がかからないのが特徴で、「女性でも簡単に扱える」という。

 例年、年末に受注が立て込み、加工に時間がかかる従来品は社員7人の同社にとっては負担でもあったという。文系出身で、入社後に3次元コンピューター利用設計システム(3DCAD)の操作を習得した三反さんは「プリンターの技術を駆使し、他社にはまねできないような部品を作りたい」と意気込む。

 中村哲也社長(49)は「「3Dプリンターの導入で女性の仕事の幅が広がった。鋳型業界にとどまらず、積層技術を他業界にも広げていければ」と話す。(谷川直生)

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