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喜びの受賞者ら。左から松下さん、内海さん、赤松会長、陸井さん、三田さん=太子町鵤、「随筆にっぽん」事務所
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喜びの受賞者ら。左から松下さん、内海さん、赤松会長、陸井さん、三田さん=太子町鵤、「随筆にっぽん」事務所

 優れた随筆家の発掘や育成を目指す全国組織「随筆文化推進協会 随筆にっぽん」(本部・兵庫県太子町鵤)が設立10周年を迎え、東京都内のホテルでこのほど祝賀会が開かれた。「第9回随筆にっぽん賞」の表彰式も併せて行われ、同県たつの市の内海幸子さん(89)ら、播磨地域の3人が栄誉を受けた。

 同協会は1976年に「日本随筆家協会」として発足。初代会長は実業家渋沢栄一の四男・秀雄氏が務め、日本で唯一の随筆専門誌「月刊ずいひつ」を30年余り発行した。2009年、神尾久義理事長の死去に伴い、一時閉会。翌10年「随筆にっぽん」と改称し、太子町の赤松愛子さん(88)を会長として再出発した。

 「第9回随筆にっぽん賞」には、全国から50編余りの応募があった。「随筆にっぽん賞」は内海さんの「母の日」と、松下峯子さん(79)=同県相生市=の「神が降り立つ日に」の2編。奨励賞には陸井ルミ子さん(72)=太子町=の「春の一日」が選ばれた。最高賞の「随筆にっぽん大賞」は、栃木県の田多井祐美子さんが受けた。

 内海さんは「血のつながらない息子の嫁が、たこ飯を炊いて届けたくれた日の喜びをつづった。受賞を励みに、これからも書き続けたい」と意欲。祭りで活躍した亡夫の勇姿を描いた松下さんは「夫を亡くし、ぽっかりと空いた時間を埋めようと書いた。よい記念です」と喜びを語った。

 幼なじみとの交流を題材にした陸井さんは「年齢を重ね、昔を懐かしむことが増えた。つたない文章でも、書き続けることが力になれば」と笑顔。このほか祝賀会では、会誌「随筆にっぽん」の印刷を手掛ける三田純生さん(80)=同県姫路市=らに感謝状が贈られた。

 赤松会長は「日本語の乱れが危機的な今だからこそ、正しく美しい文章を読み、書くことが大切。40年余り続いた活動を継続するためにも、後継者の育成に努めたい」と話し、協会が開く文章教室への参加を呼び掛けた。同協会TEL079・276・0097

(平松正子)

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