姫路

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満開のクレソンを確認する岩崎憲博さん(左端)や中末初さん(中央)ら=姫路市夢前町莇野
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満開のクレソンを確認する岩崎憲博さん(左端)や中末初さん(中央)ら=姫路市夢前町莇野

 兵庫県姫路市の岩崎憲博さん(70)が地元の特産化を目指し、クレソンの栽培に取り組んでいる。約千平方メートルまで畑を拡大し、地元住民の後押しも受ける。このほど、春の収穫期を終え、畑では白いかれんな花が咲き誇る。岩崎さんが栽培を始めた背景には、病気で亡くなった友人との絆があったという。

 ヨーロッパ原産のクレソンは肉料理の香草やサラダなどに使用され、栄養価も豊富。岩崎さんによると、農山村部に多いシカの食害もない。

 元々、この地でクレソンの栽培を始めたのは、岩崎さんのJR西日本社員時代の同僚の男性だった。太子町に住んでいたが、明神山の麓に小川が流れる莇野の風景を気に入り、夢だったそば屋を岩崎さん宅近くで開いた。

 だが、男性は8年ほど前、62歳で亡くなった。岩崎さんは男性が育てていたクレソンを受け継ぎ、3年前から栽培を始めた。現在、春と秋の年2回収穫し、JA兵庫西の直売所や地元のスーパーなどに出荷している。

 住民約25人で地域活性化に取り組む「莇野応援団」も協力。お好み焼きや塩昆布あえ、だしで煮込む「クレソン鍋」などの調理レシピを考案した。応援団の中末初さん(70)は「水のきれいな場所で育てるクレソンはおいしい。地域の人にも栽培に興味を持ってもらえたら」と期待する。

 岩崎さんは「さらに販路を広げ、『莇野のクレソン』として定着させたい。友人の形見と思って大切に育てていく」と力を込めた。(井沢泰斗)

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