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東光中学校の女子用スラックス。すっきりとしたシルエットが特徴だ=姫路市紺屋町、山田屋制服
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東光中学校の女子用スラックス。すっきりとしたシルエットが特徴だ=姫路市紺屋町、山田屋制服

 全国の中学校や高校で女子生徒の制服にスラックスを取り入れる動きが進む中、兵庫県姫路市では東光中学校(同市国府寺町)がいち早く2015年度から、スカートとの選択制を導入している。寒さ対策や着こなしの自由化を狙って先進的に始めたが、実際にスラックスを選ぶ生徒は極めて少ない。導入に尽力した当時のPTA会長蔵下克哉さん(48)は「女子生徒も着こなしを自由に選べるよう理解が広がれば」と普及を願う。

 同校は創立70周年を機に制服を一新することになり、男子の詰め襟と女子のセーラー服から、ブレザーに変更。蔵下さんによると、「将来的にズボンをはきたい女子生徒も増えるはず」とジェンダーフリーの観点から、スカートかスラックスを選べるようにした。女子用は男子用と比べると細身で、膝付近から裾へ徐々に広がっていくシルエットが特徴だ。

 しかし、制度開始から5年目に入った現在も利用はほとんどない。重近和弘校長は「入学説明会などで周知し、スカートと併用することも可能と説明しているが、利用者は増えていない」と話す。

 同校の制服を取り扱う山田屋制服(同市紺屋町)の山田一博社長は「全国の導入事例を見ても、実際にスラックスを選ぶ生徒は各校に1~2人程度。自己を確立できていない中学生の段階で、自分一人違う制服を着るのは難しいのだろう」と推し量る。

 市教育委員会によると、女子用スラックスの導入は市内中学で東光中のみ。蔵下さんは「まだまだ普及に時間がかかるのかもしれないが、制服は生徒の自信や母校への愛着にも関わる。他の学校でも導入が進めば、スラックスを選択できる雰囲気も生まれると思う」と期待する。(井沢泰斗)

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