姫路

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全国からライダーが集うラーメン店「喜天華」を営む樺算廣さん(左)と妻小百合さん=姫路市安富町安志
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全国からライダーが集うラーメン店「喜天華」を営む樺算廣さん(左)と妻小百合さん=姫路市安富町安志
壁や天井の一面にライダーの写真が飾られた店内=姫路市安富町安志
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壁や天井の一面にライダーの写真が飾られた店内=姫路市安富町安志
お薦めの日替わり定食。ラーメンは豚骨、しょうゆ、みそ、塩から選べる
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お薦めの日替わり定食。ラーメンは豚骨、しょうゆ、みそ、塩から選べる
神戸新聞NEXT
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 全国からライダーが集まるラーメン店がある-。そんなうわさを聞きつけ、週に4回はラーメンを食べるラーメン愛好家の血が騒いだ。兵庫県姫路の市街地から国道29号を北上すること約1時間。市北西部の安富町で、見るからにそれと分かる外観の店を発見した。(井沢泰斗)

 「らーめん屋」の看板には、本物のバイクが堂々と乗っかっていた。熊本県出身の樺算廣さんと、長崎県出身の小百合さんの熟年夫婦が営む「喜天華」(安富町安志)は、創業24年目を迎える老舗だ。

 店内の壁や天井には、グループや友人、カップルで訪れたライダーたちの写真が余す所なく飾ってある。誰もが一様にレザージャケットを身に着け、重量感あふれる大型バイクを携えた姿は実に誇らしげだ。

 「数? 古い写真は入れ替えてるけど、『何千枚』というぐらいしか分からないよ」と算廣さん。同県宍粟の名水を使った名物の豚骨ラーメンをすすりつつ、店が「ライダーの聖地」になったいきさつに耳を傾けた。

 10代から大阪や九州の中華料理店で腕を磨いた算廣さんは、福岡で小百合さんと知り合い、20代で結婚。メーカーで働く兄を頼って30歳の時、2人で姫路へやって来た。

 お金をため、50歳を目前にした1996年、念願のラーメン店を安富町でオープン。店名の「喜」は祖父の名、「華」は自身の名字から取り、関西弁の「来てんか」に語呂を合わせた。

 当時、まだ周囲に飲食店やコンビニはなかったが、山陽自動車道と中国自動車道をつなぐ国道29号は、バイクのツーリング客が多かった。バイク専門誌で店が紹介されたこともあり、次第に立ち寄るライダーが増えた。算廣さんも店で交流する客たちに感化され、60歳にして大型バイクの免許を取得。真っ赤なハーレーでツーリングを楽しむようになった。

 さらに「心のつながりを大切にしたい」と感じ、店を訪れるライダーたちを愛車とともに撮影。店のホームページで掲載を始めた。

 小百合さんは「バイクに乗っている人は仲間意識が強い。常連のライダーがブログで紹介したり、別のライダー仲間に教えてくれたり」。口コミは県内から関西、全国へとどんどん広がっていった。

 「お客さんに育てられた24年。あっという間だったね」と目を細める小百合さん。70歳になった算廣さんは「80歳まではやりたいね」と元気に応えた。

 月曜と第1、3火曜日が定休。喜天華TEL0790・66・4443

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