姫路

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「ステンドグラス作品も舞台の装飾に生かしたい」と話す立花江津子さん=姫路市御立北
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「ステンドグラス作品も舞台の装飾に生かしたい」と話す立花江津子さん=姫路市御立北

 姫山は白鷺の舞う美し郷…。姫路城天守閣に祭られる刑部の富姫をヒロインとした創作清元「姫山早希想夫憐」が12月15日、兵庫県姫路市西駅前町の姫路キャスパホールで上演される。この舞台を通して古典芸能を姫路で再び盛んにしようと、地元の芸術家や経済人らがこのほど実行委員会を設立。郷土の財産である播磨の物語に新たな命を吹き込み、現代の観客へ届ける。

 清元は三味線の伴奏による浄瑠璃の一つ。義太夫や常磐津と同じ「語りもの」に属し、ストーリー性のある歌詞をうたうことが多い。今回の新作はステンドグラス作家の立花江津子さん(76)=同市=が作詞、清元三味線方の清元菊輔さんが作曲する。

 実行委は石田哲也・元同市副市長を委員長とし、古典芸能解説者の葛西聖司さんや播磨学研究所の埴岡真弓さんら10余人からなる。姫山を舞台にした新作浄瑠璃は、昨年上演した「神代の子捨て」に続く取り組みで、4部作となる予定。再来年にかけて、毎年1作ずつ発表していくという。

 今年の舞台は2部構成で、第1部では清元の代表作「落人」と「吉野山」の名場面を口演。第2部が「姫山-」で、奈良の都から播磨の国へ流罪となった富姫が飾磨郡司の妻となり、没後に姫山の鎮守となるまでの恋物語を語る。出演は清元美寿太夫さん、菊輔さんら。演奏や時代背景について、葛西さんと埴岡さんの解説もあり、一般になじみの薄い清元の世界へといざなう。

 立花さんは「旦那衆のたしなみや女性の素養として、一昔前までの姫路では舞や唄のお稽古が盛んでした。今ではほとんど失われたけれど、播磨の物語を当代一流の演者に語ってもらうことで、豊かな芸事の伝統を伝え残したい」と願う。今後、実行委が支援者を募るなどし、公演の成功に向けて本格的に動いていく。(平松正子)

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