姫路

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1000ccのバイクで鈴鹿サーキットを走る安達さん(安達さん提供)
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1000ccのバイクで鈴鹿サーキットを走る安達さん(安達さん提供)
鈴鹿8耐に挑む安達さん(安達さん提供)
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鈴鹿8耐に挑む安達さん(安達さん提供)

 兵庫県姫路市のオートバイレーサー安達勝紀さん(36)が、鈴鹿サーキット(三重県)で25~28日に開催される国内最大級のオートバイレース「第42回鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)」に出場する。過去2回エントリーしたが出走できなかった大舞台に、バイクの転倒による大けがで身体障害を抱えた状態で臨む。安達さんは「けがや障害があっても夢を諦める必要はないと、完走して証明したい」と話す。

 鈴鹿8耐は1978年から毎年夏に開催。1周5・8キロのコースを、3人のライダーが1台のマシンを乗り継いで8時間走り続ける。今年は欧州やアジアなど世界各地からプロ・アマ約65チームが参戦する。

 5歳の頃から、父親に買ってもらった子ども用のオフロードバイク(50cc)でレースに出ていたという安達さん。19歳でマシンを買って本格的にロードレースの世界へ。大会優勝を重ねて、23歳で国際ライセンスを取得した。

 鈴鹿8耐には24歳で大阪のチームの第3ライダーとして初エントリーしたが、出番が回ってこなかった。2017年にも姫路の先輩に誘われて参戦したが、本番当日にエンジン故障が起き、出走は叶わなかった。

 悔しさが募る中、同年11月に鈴鹿サーキットでのレース中に転倒。右腕の骨が粉々になり、神経まひで右手の感覚が無くなった。だが、半年間のリハビリが奏功し、日常生活にも支障がないレベルまで回復した。

 昨年6月にレース復帰を果たし、岡山ロードレースシリーズ・インターST600では年間チャンピオンに輝いた。鈴鹿8耐へのリベンジを誓ったが、今年3月の練習中に再び転倒し、右足と左鎖骨を骨折。それでも諦めず、ボルトで骨を固定する手術を受け、出場権を懸けた6月の予選を10位で通過した。

 本戦は最高速度300キロに達する排気量1000ccのバイクに、重さ7キロの革製スーツを着て乗る。アスファルトの路面温度は50度を超える。バイク上は「ストーブを抱えて走るような暑さ」という。一つの判断ミスで死に至る極限状態が待ち受けるが、「乗り越えてこそ応援してくれる人に希望を感じてもらえるはず」と覚悟を語った。(地道優樹)

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