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鮮やかな色づかいが楽しい中近東やアフリカのままごと道具=姫路市香寺町中仁野
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鮮やかな色づかいが楽しい中近東やアフリカのままごと道具=姫路市香寺町中仁野

 世界各地の生活文化に触れる「日本と世界のままごと道具展」が、兵庫県姫路市香寺町中仁野の日本玩具博物館で開かれている。約40カ国から収集したミニチュアの食器や調理器具など約800点を展示。炊事のまね事を楽しんできた、古今東西のかわいらしいお母さん、お父さんの姿が目に浮かぶ。

 会場ではアジアの素朴な道具が出迎えてくれる。竹細工の中国の弁当箱、土を焼いて作ったミャンマーの茶器、石でできたインドの鍋や食器…。かつて実際に使われていた台所用品も、こうした自然素材で作られていたことが分かる。

 ドールハウスの普及しているヨーロッパでは人形のための小さな食器類が発達した。縮尺は12分の1に統一されており、メーカーが異なっても一緒に使える。ティーセットはお茶を入れて飲めるようになっており、道具の扱い方やマナーを学ぶことができる。

 中近東やアフリカのものは鮮やかな極彩色が印象的だ。クスクス(粒状のパスタ)を蒸すチュニジアの穴あき鍋や、真ちゅう製の香辛料削り器、トルコの水たばこの吸引具など、土地ならではの食材や嗜好品に特化した道具がそろう。

 日本の道具はひな祭りとの関わりが深い。ひな飾りは黒漆塗りの大名道具だが、これは江戸で生まれた。京阪神では桃の節句に女の子らは白木で作られたお勝手道具で遊んだ。母親の作ってくれたひな料理を小さな器で振る舞った。

 明治から大正、昭和と時代が移ると冷蔵庫やガスレンジ、オーブン、システムキッチンが登場。素材も木や陶器だったものが、セルロイドやブリキ、プラスチックへと変化し、富裕層の子女の玩具から一般化していく過程も見てとれる。

 尾崎織女学芸員は「洋の東西を問わず、お茶や料理でのもてなしをまねて遊ぶことは社会性をはぐくむ第一歩。想像力も養われる」と話している。

 10月14日まで。原則水曜休み。大人600円、高校・大学生400円、4歳以上200円。同館TEL079・232・4388

(平松正子)

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