姫路

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壁に鍵盤を表現した保育室=姫路市井ノ口、うたごえ保育園
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壁に鍵盤を表現した保育室=姫路市井ノ口、うたごえ保育園
保育園を開いた小倉佑樹さん(右から2人目)と保育士ら。園内にはこだわりのピアノも=姫路市井ノ口、うたごえ保育園
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保育園を開いた小倉佑樹さん(右から2人目)と保育士ら。園内にはこだわりのピアノも=姫路市井ノ口、うたごえ保育園
壁に鍵盤を表現した保育室=姫路市井ノ口、うたごえ保育園
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壁に鍵盤を表現した保育室=姫路市井ノ口、うたごえ保育園

 劇団四季の元団員で音楽活動の傍ら薬局を営む「歌う薬剤師」の小倉佑樹さん(40)=兵庫県姫路市=が、病児・病後児保育にも対応する「うたごえ保育園」を同市井ノ口に開設した。共働きでの子育てで苦労した経験から「もっと働く保護者を支える保育の場を」と新たな分野に一歩を踏み出した。園児が触れられるピアノを置くなど音楽家としてのこだわりも詰め込んだ。

 小倉さんは5歳からバイオリンに親しみ、高校時代に歌を始めた。徳島大薬学部に進んだが、学内外の合唱団で歌ううち、人々に感動を与える芸術の魅力を実感。薬剤師免許を持ちつつも、卒業後は劇団四季で4年近く「美女と野獣」や「オペラ座の怪人」の舞台に立った。

 退団後も音楽を通じた地域おこしなどに取り組んだが、5年前、自分のペースでの活動継続を目指し、姫路市辻井に薬局を開いた。音楽家としても、地元の演奏会で歌声を披露するなどして活動を続けてきた。

 一方で、働く妻と共に男女2児を育てる中、子どもが体調を崩すと預ける所に困ったり、親子で参加する園の行事が負担だったりした。より利用しやすい環境を実現しようと、保育園新設を思い立ち、3年がかりで開園にこぎ着けた。

 小倉さんが社長を務め、薬局も経営する株式会社が運営する。鉄骨平屋の約430平方メートルで、内装は欧州の劇場や城をイメージし、天井に青空と白い雲の図柄をデザインした。中央の共有スペースにはステージを設け、真っ白なグランドピアノを設置。保育室の壁はピアノの鍵盤を表現した。

 体調が悪い子どもを受け入れる病児保育、回復中の子どもを対象にした病後児保育の部屋はそれぞれあり、看護師が常駐。イタリアンカフェ風でガラス張りの調理室や、カラフルなボルダリングの壁も備えた。

 園長に就いた小倉さんは「プロの音楽家を招いたりして、子どもが本物に触れる機会もつくれれば。保護者が安心して子どもを預け、働ける園にしたい」と話す。

 0歳児以外は定員に空きあり。入園希望者は同保育園TEL079・260・7000

(宮本万里子)

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