姫路

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だまされつつも楽しい錯覚アートの展覧会=姫路市青山
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だまされつつも楽しい錯覚アートの展覧会=姫路市青山

 ボールが下から上に坂を転がり、丸い物体が鏡に映すと四角に…? 視覚の不思議さを体感できる夏季特別展「新・錯覚美術館」が、兵庫県姫路市青山の姫路科学館で開かれている。脳の働きを数学的に計算して作られた奇妙なアートがずらり。楽しく見終わった後には、自分の目が信じられなくなってしまいそうだ。

 錯覚美術館は、明治大学研究特別教授の杉原厚吉さん(数理工学)を中心とする研究プロジェクト。姫路科学館での展示は2014年夏に続いて2度目で、国際的な錯覚コンテストの優勝作品などが並ぶ。

 杉原さんの出世作とも呼ぶべき「何でも吸引4方向滑り台」は2010年に世界一となった作品。4個のボールが坂をさかのぼり、頂上に集まってくる。昨年優勝した新作「3方向変身立体」は、立体の後ろに方向を変えて2枚の鏡を立てると、それぞれ全く違う形が映し出される。

 担当学芸員の秋澤宏樹さんは「例えば人間の脳は、視線方向に対して何でも直角だと思ってしまう。それを計算に従って少しずつずらすと下り坂が上り坂に見えたりする」と説明する。

 ほかに、両端からのぞくと互いの顔がたくさん見える巨大万華鏡、光で壁に絵が描ける部屋、常識にとらわれていると決して開けられないドアなども。大人も思わず頭を抱えてしまうが、会場にはスタッフが常駐し、種明かしをしてくれる。

 明石市から家族で訪れた小学2年の女児は「手で回している白いひもが、光によって虹色になる仕掛けが不思議だった。お絵かきが好きなので、こんな面白いものを作ってみたい」と目を輝かせていた。

 9月2日まで(6、20、27日休み)。一般200円、小・中・高生100円。同館TEL079・267・3001

(平松正子)

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