山陽電鉄平松駅(兵庫県姫路市大津区)近くのプロパンガス販売会社「ダイワ」前に並ぶ奇妙な人形。夕方の児童アニメの忍者に、夢の国の人気キャラクターのネズミなど見覚えのある顔ばかりだ。
同社営業部の原公彦さん(35)によると、人形は保安基準により使用できなくなったボンベを組み合わせて作ったもの。地域の子どもたちを喜ばせようと約30年前から並べ始めたという。これってあの人気キャラたちですよね? 聞くと「いやいや」と原さん。
「これはイベントで子どもたちがデザインしたもの。結果的に人気キャラっぽいですが、子ども作の『何か』です」。揺らぎのない口調に、子どもたちへの無限の愛を感じた。(谷川直生)
