姫路

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勤務医のなり手不足が問題となっている家島診療所=姫路市家島町宮(撮影・小林良多)
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勤務医のなり手不足が問題となっている家島診療所=姫路市家島町宮(撮影・小林良多)

 兵庫県姫路市が運営する家島診療所(同市家島町宮)の勤務医が1人になって3年がたった。1990年以降、一時期を除いて2人体制を維持してきたが、人材の確保が難航。常勤医のほか、週末の宿直体制を担う非常勤嘱託も12回にわたって募集しているが、応募は1件もなく、医師不足に悩むへき地の実情が浮き彫りになっている。

 家島診療所は、1952年に家島町国民健康保険家島病院として開設。76年に歯科診療所となったが、86年に内科診療を再開し、92年に現在地に移転した。

 県の医師派遣制度などにより、90年以降は、2006~07年を除き医師2人体制を維持。だが、16年6月に1人が退職してからは、男性医師による1人勤務が続いている。

 家島診療所などによると、減員の影響により、平日4日の時間外対応が2~3日に削減。島部の他の2施設に勤める医師2人と回していた週末の診療も、月1週は不在で空白となり、急病人が出た場合は消防局の救急艇で搬送している。

 通常の診療体制に問題は出ていないというが、島の住民からは「1人しかいない医師が体調を崩したら、診療所はどうなるのか」「医師がいない週末は不安が募る」などの声が上がる。

 市は、専門誌などで常勤医師の募集を続けているが、問い合わせはない。週末勤務に限った非常勤嘱託も定期的に募っているが、12回目となった7月18日までの募集でも、なり手は現れなかった。

 市によると、報酬の引き上げなど条件の見直しは、他の医師との均衡などから難しいという。担当者は「粘り強く募集を続けつつ、市内の病院と連携して若い医師を市域に呼び込み、地域医療体制を充実させることで解決につなげたい」と話す。(小川 晶)

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