姫路

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「父の愛した古里姫路で米朝イズムを伝えたい」と話す桂米團治さん=姫路市大善町、宝積寺
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「父の愛した古里姫路で米朝イズムを伝えたい」と話す桂米團治さん=姫路市大善町、宝積寺

 落語家の桂米團治さん(60)が来年1月13日、兵庫県姫路市総社本町の市民会館で独演会を開く。人間国宝だった父・桂米朝さんの古里姫路での独演会は今回で12回目。米朝さんの得意ネタから「阿弥陀池」「質屋蔵」「本能寺」という味わいの異なる3席を披露する。「姫路の舞台は格別。親孝行の気持ちも込めて務めたい」と抱負を語った。

 1969年に米朝さんが姫路での独演会を始め、2005年からは「米朝・小米朝親子会」として開催。09年に5代目米團治を襲名して以降、独演会として受け継いできた。その歳月を振り返り、米團治さんは「米朝はずっと皆の父親やった。襲名後に要介護状態になって、初めて普通の親子になれた」と目を細める。

 「阿弥陀池」は、新聞を読まないために世情に疎い男が、うその強盗事件を聞かされ、今度は自分が別の友人をかつごうとしてしくじる話。「米朝はこういう“あほげ”な話も好きでしたから」と演目に加えた。「質屋蔵」は上方落語の大ネタ。とある質屋の蔵に化け物が出るといううわさを巡り、旦那や丁稚、手伝いの熊五郎が珍妙なやりとりを繰り広げる。

 「本能寺」は長らく途絶えていたが、米朝さんが1981年に復活させた芝居噺。明智光秀の謀反を主題にした狂言「三日太平記」が演じられている芝居小屋で、突然巻き起こるイナゴ騒動を描く。落語の中で実際に一人芝居を演じるという難しいネタだ。

 昨年からは米朝事務所社長も務める米團治さんは「落語については米朝が全てを形作った。それをいかに継承し、発展させていくか。50年、100年後も見据え、亡き枝雀が先鞭をつけた英語落語などにも取り組みたい」と意欲を燃やす。

 他の演目は桂ひろばさんの「笠碁」と、桂慶治朗さんの「商売根問」。午後2時開演。一般4500円、高校生以下2500円。姫路労音TEL079・290・5522

(平松正子)

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