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ブラックバスの皮で作ったルアーの試作品(右が最新)を手に持つ新田さん=姫路市花田町小川
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ブラックバスの皮で作ったルアーの試作品(右が最新)を手に持つ新田さん=姫路市花田町小川

 生態系を破壊するとされ、駆除が進められている外来種ブラックバスの素材を有効活用しようと、兵庫県姫路市花田町小川の皮革製造会社「新喜皮革」と名古屋市の革工房が、皮から作る「革ルアー」の共同開発を進めている。本物の魚皮を釣り具に使うのは珍しいといい、来年の夏ごろにも商品化を目指す。

 同社の専門は馬革だが、3年前に釣り好きの新田芳希専務(48)が、マグロやブラックバスの皮に注目。革小物の開発を始め、財布やキーケース、名刺入れなどを商品化してきた。

 ルアーの開発は高級革ルアーを手掛ける名古屋市の革工房「マニフォールド」の提案で実現。ブラックバスの皮は、琵琶湖で駆除を進める沖島漁協(滋賀県近江八幡市)から仕入れた。

 今年1月に大きさ約25センチのルアーを実験的に製作。新喜皮革がなめし加工した革を、マニフォールドが魚型ルアーに加工した。湖での水中テストを行い、革の耐久性が実証された。

 10月、約20センチに再設計した試作品が完成。うろこ模様が特徴で、魚特有の臭いは薬品で除去した。水中での動きが細かくなるよう、ルアーの口元には水圧を受けるプラスチック板を取り付けた。

 今後も試作を繰り返しながら、デザインや性能向上を模索していく。新田専務は「一人の釣り好きとして廃棄されるブラックバスの活用方法を考え続けてきた。生産体制を築くことで1匹でも多くの皮に命を吹き込めれば」と思いを語った。(地道優樹)

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