姫路

  • 印刷
郷土のお汁粉「どべら」の調理を児童に指導する会員=姫路市大塩町
拡大
郷土のお汁粉「どべら」の調理を児童に指導する会員=姫路市大塩町
再現されたどべら。昔は「ササゲ」や米粉の団子で作っていた
拡大
再現されたどべら。昔は「ササゲ」や米粉の団子で作っていた

 兵庫県姫路市大塩町に伝わるお汁粉「どべら」を伝承する住民グループが20日、地元の大塩小学校を訪れ、5年生の児童を対象に恒例の調理実習を行った。1998年に発足した「どべらの会」は、会員の高齢化で今年2月に活動を終えるため、最後の教室となった。

 どべらはかつて大規模な塩田があった同町で、塩作りの重労働の後に甘い物を欲する働き手が食べていた。高価で手に入りにくい小豆の代わりに「ササゲ」という豆を使い、餅の代用には米粉をこねた団子を入れていたという。

 地元の女性らがつくった「どべらの会」は、各地区の公民館で高齢者を対象にした交流会を開き、お茶のお供にどべらを作って出していた。十数年前からは大塩小の依頼を受け、食育としてどべらの作り方や塩田の歴史を教える教室も開いてきたという。

 この日は5年生56人が参加し、小麦粉と白玉粉で作った団子をぜんざいに入れ、郷土のお汁粉を再現した。会員には手作りの感謝状も贈呈。女児(10)は「小麦粉の団子は思ったより固くて、おなかに残る感じ。家でも妹に作ってあげて歴史を伝えていきたい」と話した。

 20人いる会員の平均年齢は70歳以上。女性(79)は「毎年子どもたちと触れ合えて楽しかった。若い世代の方にも地元の歴史を知ってほしい」。秋山加代子代表(70)は「今後も可能な形で高齢者向けの交流の場は持ち続けていきたい」と語った。(井沢泰斗)

姫路の最新
もっと見る

天気(9月25日)

  • 25℃
  • 21℃
  • 80%

  • 22℃
  • 19℃
  • 80%

  • 24℃
  • 20℃
  • 80%

  • 24℃
  • 21℃
  • 70%

お知らせ