姫路

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自転車で豪州を横断した佐々木範雄さん=姫路市
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自転車で豪州を横断した佐々木範雄さん=姫路市
現地の人と交流しながら自転車で豪州を横断する佐々木さん(左)=2018年10月、西オーストラリア州(佐々木さん提供)
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現地の人と交流しながら自転車で豪州を横断する佐々木さん(左)=2018年10月、西オーストラリア州(佐々木さん提供)
神戸新聞NEXT
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 68歳で自転車での米国横断を達成した兵庫県姫路市の会社経営佐々木範雄さん(70)が、今度は豪州約3800キロの横断に成功した。途中で転倒し、意識不明になりながら、パースからメルボルンまでを一時帰国をはさんで計53日間で走りきった。佐々木さんは「何度も現地の人に助けられ、人の温かさに触れた旅だった」と振り返る。

 佐々木さんは大学生時代に米西海岸に留学し、自転車での米国横断に憧れた。姫路市内でゲーム機リース会社を経営する傍ら、練習を重ね2016年に渡米。ロサンゼルスからニューヨークまでの約5600キロを計85日間で走破し、ほぼ半世紀を経て夢を実現した。

 その後も「夢と目標を持ち続けたい」と豪州横断を決め、毎日20~30キロ自転車で走ってきた佐々木さん。18年10月に南西部のパースに渡り、東に向かってペダルをこぎ出した。

 目標は1日100キロ。モーテルに宿泊しつつ、水や食料は現地で調達した。山あいの道のりを抜けると、10日ほどで東西約1200キロのナラボー平原に突入。道中に町らしい町はなく、赤茶けた平地だけが地平線まで続く。ハエの大群やカンガルーの死体を避けながら、180キロを走った日もあった。

 平原を抜けようとしていた11月初旬、激しい夕立でバランスを失い転倒。骨盤3カ所を骨折し、意識を失った。車で通り掛かった現地の男性2人組に病院に搬送され一命を取り留めたが、一時帰国を余儀なくされた。

 挑戦を再開したのはリハビリを終えた昨年10月末。道中では「道行く車が立ち止まって『水はあるか、食料はあるか』と心配してくれた」という。ゴール目前のアデレードで自転車が壊れたが、心配した現地の老夫婦が家に3日間泊めてくれた。

 11月末、メルボルンに到着。現れた高層ビルを見た瞬間、走りきった達成感が湧いてきたという。佐々木さんは「見ず知らずの人でも助けきる、現地の人たちの責任感の強さに驚いた。70歳でも限界に挑戦ができたことに感謝したい」と感慨をにじませた。(地道優樹)

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