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「シューズの神様」と呼ばれる三村仁司さんが直々に足型を取ってくれた=2月中旬、加古川市
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「シューズの神様」と呼ばれる三村仁司さんが直々に足型を取ってくれた=2月中旬、加古川市
ランナーが憧れるミムラボ製のオーダーメードシューズ
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ランナーが憧れるミムラボ製のオーダーメードシューズ

 新型コロナウイルスの感染拡大で中止に追い込まれた2月23日の「世界遺産姫路城マラソン」。連載「再び 目指せ伝説の広報ランナー」の企画で、幻となった大会のコースを完走した当日夜、足を引きずりながら帰宅するとポストに配達の不在票が入っていた。送り主欄には「M.Lab(ミムラボ)」の文字があった。

 さかのぼること20日前。同僚記者と出場した2月2日の「姫路城駅伝」の参加者対象抽選会で「シューズの神様」と呼ばれる靴職人、三村仁司さん(71)=兵庫県加古川市=にオーダーメード靴を作ってもらえる権利を引き当てていたのだ。

 後日、加古川市の工房「ミムラボ」を訪問。三村さんは、五輪金メダリストの高橋尚子さん(47)や野口みずきさん(41)らの靴を製作したその手で、記者の足型を取ってくれた。

 「着地する時、両足の力のバランスが右と左で6対4くらいになっとる」。さらに足裏や足首、アキレス腱など十数カ所の測定データを見ながら、トレーニング法やテーピングの仕方など、丁寧かつ理論的な指導を施してくれた。

 完成までに1カ月ほどかかると言われていた。シューズが届いたのは姫路城マラソンが予定されていた当日。本番用に急いで作ってくれたのだろうか。早速、足を入れると、まさに「吸い付く」かのよう。流行の厚底とは違って指の付け根部分が薄く、走るとしっかり地面をつかむ感覚だ。かかと部分のクッションは柔らかく、足裏への負担が少なく着地できる。

 ぴったりでした-と感想を伝えると「当たり前やないか。せっかく作ったんやから、来年も走ってや」。来年も…。軽かった特注シューズが、なぜか少し重く感じた。(井沢泰斗)

※連載「再び目指せ!伝説の広報ランナー」過去掲載分が、お楽しみいただけます。→こちら

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