姫路

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桜開花の「基準木」の役目を終えたソメイヨシノの老木=21日午後、姫路市本町
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桜開花の「基準木」の役目を終えたソメイヨシノの老木=21日午後、姫路市本町
2代目の基準木を任された木。つぼみがピンクに染まり始めた=21日午後、姫路市本町
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2代目の基準木を任された木。つぼみがピンクに染まり始めた=21日午後、姫路市本町

 桜の便りが兵庫県にも近づく中、兵庫県姫路市の世界文化遺産・国宝姫路城内で長年、開花宣言のタイミングを判断する「基準木」となってきた1本の老木が役目を終えた。推定樹齢約90年のソメイヨシノで、次第につぼみが減り、近年は神戸に比べ2日ほど開花が遅れる傾向にあった。このため今年、初めて代替わりした。

 姫路城周辺には約1600本のサクラが植えられ、「日本さくら名所100選」に選ばれている。基準木は三の丸広場の南側にあり、市姫路城管理事務所によると、現上皇さまの誕生を祝い1934(昭和9)年に植えられたとみられる。

 気象庁が開花を決める「標本木」ではないが、毎年5輪前後が咲くと、市が開花を宣言。いつ基準木になったかは記録がなく不明というが、遅くとも平成に入ってからは、姫路での桜開花の基準となってきた。

 ただ10年ほど前から、つぼみの数が目立って減少。昨年は3月29日、一昨年は同25日に開花が宣言されたが、いずれも神戸・王子動物園の標本木より2日遅く、姫路市民からも「開花宣言はまだなのか」との問い合わせが少なくなかった。

 市は樹勢回復に向け、本格的な土壌改良なども検討したが、史跡保護を理由に文化庁の許可が得られなかったという。2年前から「2代目」の選考を始め、このほど初代の近くに植わる樹齢約60年の木に決めた。

 新型コロナウイルスの影響で、市は飲食を伴う花見の自粛を呼び掛けているが、開花の知らせは近そうだ。(小林良多)

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