新型コロナウイルスの影響で、家にいる時間が増えた人も多いのでは? そんな市民らに気軽に運動を楽しんでもらおうと、兵庫県姫路市を拠点に活動するバレーボールVリーグ1部(V1)女子の「ヴィクトリーナ姫路」の選手らが、室内でできるストレッチなどを動画で紹介している。チームの公式ツイッターに週2回ほどのペースで新作を投稿し、最終的には全選手分を公開する予定という。(山本 晃)
「今日はスパイクのひねりを使ってストレッチします」。1本目の動画に登場するのは金杉由香選手(24)。両手を前に伸ばしてタオルを持ち、片膝を立てた姿勢で上半身を右へ左へねじると、「大人の方には腰痛の改善にも効きますよ」と呼び掛ける。
動画の投稿を思い付いたのは、姫路市内の小中学校などが一斉休校に入った3月上旬。金杉選手らが「自分たちに何かできることはないか」と始めた。チームも3月以降、試合や活動報告会が中止になったほか、活動拠点のウインク体育館(姫路市西延末)などが閉鎖されたため、練習メニューも変更を余儀なくされている。
内容はいずれも選手のオリジナルで、1分ほどの作品。ゴムボールを使い、室内でできるスパイクの練習を紹介する予定の貞包里穂選手(23)は「バレー以外の競技に応用できる動きもあり、ぜひ役立ててほしい」。金杉選手は「前向きなニュースが少ない中、動画が皆さんの支えや励みになれば」と話す。
ヴィクトリーナ姫路の公式ツイッターアカウントはhttps://twitter.com/victorinahimeji
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