兵庫県姫路市は緊急事態宣言の期限となる5月6日以降の施設やイベントについて対応をまとめた。宣言が延長された場合は観光・文化施設や屋内外のスポーツ施設、貸し館業務の休止をその期限まで継続し、イベントや行事は規模にかかわらず6月末まで中止とする。
宣言が解除された場合は、段階的に規制を緩和していく。屋外スポーツ施設の利用や貸し館業務は11日から再開するが、観光・文化施設や屋内スポーツ施設は31日まで休止を続ける。感染リスクの低いイベント開催は認めるが、屋内で50人以上が集まる催しは6月末まで中止か自粛を求める。
一方、市内の公園16カ所では29日、大型遊具の利用規制が始まった。うち8カ所では駐車場も閉鎖された。
飾磨中央公園(姫路市飾磨区細江)では中央の大型複合遊具にロープが張られたが、周辺では子どもたちの活発な声が響いた。子ども連れの母親たちは「遊べる範囲が狭くなり、追いやられているよう。学校も公園も行けないと、どうしたらいいのか」と嘆いた。
また、市まちづくり振興機構は30日から5月6日まで、姫路城周辺の大手門駐車場や姫山駐車場の使用を休止する。(井沢泰斗、安藤真子)
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