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地元メーカーが連携して作った初心者向けの「ワンレングスアイアン」=市川町西田中
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地元メーカーが連携して作った初心者向けの「ワンレングスアイアン」=市川町西田中

 国産ゴルフアイアン発祥の地をPRしようと、兵庫県市川町と地元のゴルフ関連企業でつくる実行委員会が計画していた体験型イベント「ゴルフまつり 喜楽(きら)☆喜楽(きら)ゴルフフェス」は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止になった。イベントでは複数のクラブメーカーが工程を分担して手掛けた珠玉のアイアンクラブがお披露目される予定だった。技術力を広く誇る機会は失ったが、関係者は「製品化を視野に挑戦を続けたい」と力を込める。(井上太郎)

 昭和初期、刀鍛冶の技術を応用し、国内で初めてアイアンヘッドが量産された同町には、今もゴルフ関連企業約20社が集積する。

 ゴルフまつりは2016年に始まり、民間のアイデアを取り入れた昨年の第3回は過去最多の約千人が来場。プロとのニアピン対決やパターゴルフなどの競技を楽しんだ。今年は、「ゴルフはお父さんの遊び」という先入観を払しょくしようと、バンカーでの宝探しや、ゴルフウエアのファッションショーなど、子どもと女性向けの企画を温めていた。

 その一環で取り組んだのが、レディス・ジュニア用の軟鉄鍛造(なんてつたんぞう)アイアンの開発。町内に集積するクラブメーカーが鍛造▽研磨▽めっき-などの工程を分担し、技術を結集して1本のクラブを作るという試みだ。昨年、7番アイアンを初めて製造。ゴルフまつりで試打コーナーを設けた。

 今年は、通常なら番手によって異なるクラブの長さを統一した「ワンレングスアイアン」に挑戦。昨年作った7番と同じ長さで、6番と8番アイアン、ピッチングウエッジの3種類を手掛けた。

 ワンレングスアイアンは、番手が変わっても同じ立ち位置で打てることから、初心者に適している。一方、アイアンヘッドのフェース裏を削って重さを微調整するなど、作り手には手間と高い技術が求められる。

 運営委員長で共栄ゴルフ工業(同町西川辺)社長の坂本敬祐さん(47)は「まだ普及していないジャンル。産地一体で取り組めばブランド力も生まれる」。メーカーに再び連携を呼び掛け、ワンレングスアイアンの製品化を模索する。

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