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新婚旅行で北海道を車で一周した2人
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新婚旅行で北海道を車で一周した2人
50年の歩みを振り返る西口弘さんと小夜子さん=たつの市揖保川町袋尻
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50年の歩みを振り返る西口弘さんと小夜子さん=たつの市揖保川町袋尻

 半世紀を連れ添った夫婦をたたえ、神戸新聞社が毎年催してきた「金婚夫婦祝福式典」。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、今年の式典は見合わせましたが、昭和から平成、そして令和をともに支え合った夫婦の絆を尊ぶ思いは変わりません。今回は申し込みをいただいていた兵庫県内約3700組の中から、兵庫県たつの市にお住まいの夫婦の物語を紹介します。

 たつの市揖保川町で生まれ育った2人だが、性格はまるで正反対という。「物静かで実直」な人柄で自治会長を歴任した西口弘さん(74)。「明るく行動的」で現役の民生・児童委員を務める小夜子さん(72)。「だからこんなに長く一緒にいられたのかな」と顔を見合わせてほほえむ。

 20歳の小夜子さんが地元の青年団に入った時、団長だったのが姫路の製鋼会社で働く弘さん。夜遅くまで白熱する会議や祭りの準備の後、小夜子さんを家まで車で送るように。自然とお互いの人柄に引かれ合い、出会って2年で結婚した。

 翌年には長男を授かり、30代後半までに2男2女の子宝に恵まれた。義母の子育ての支えもあり、小夜子さんも栄養士として姫路の病院に勤務。共働きで気苦労も多かったが、「大事なのは『嫌なことがあったら明日に回そ』の繰り返し。白黒はっきり付けず、グレーのまま生きていく知恵を学んだ」と笑って振り返る。

 忙しい2人のストレス発散は家族そろっての夏休み旅行。よく行ったのは長野県の高原や温泉で、新婚当初から毎年欠かさず全国を巡った。弘さんが製鋼会社を定年まで勤め上げると、夫婦の念願だったスイスへ初渡航。新婚旅行で北海道を車で一周して以来の2人きりの時間を過ごした。

 今は6人の孫にも恵まれ、お盆や正月には畑で育てた野菜を使って、小夜子さんが自慢の腕を振るう。「今までずっと健康で、ボケもなく過ごせたことが何より」と感謝する小夜子さんに、「たまの口喧嘩(くちげんか)が脳の活性化になってるのかも」と弘さんが笑顔で返した。(地道優樹)

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