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 兵庫県が姫路港湾の産業利用促進を目的に整備案を示していた「臨港道路網干沖線」について、国土交通省が事業化の検討に入ったことが分かった。同省は本年度予算に事業調査費として3千万円を計上。整備案には道路や岸壁の新設が盛り込まれ、想定事業費は総額約300億円に上る。近隣では播磨臨海地域道路(神戸市西区-同県太子町)のルート選定も進んでおり、相乗効果への期待が地元関係者の間で高まっている。(井沢泰斗)

 事業が検討されているのは日本製鉄やダイセル、日本触媒などの工場が集積する同県姫路市広畑、網干区の埋め立て地。姫路港を管理する県は1993年策定の港湾計画で、利便性の向上策として広畑区の埠頭(ふとう)と網干区の埠頭とを結ぶ網干沖線の整備を挙げた。しかし、その後の25年間では事業化に至らなかった。

 近年は大阪ガスがバイオマス発電所を計画するなど、一帯への企業の投資が進む。それに伴い資材や原料の荷揚げに必要な岸壁が不足し、接続する国道250号では慢性的な渋滞も発生していた。2019年の港湾計画改定を機に県と市が要望を本格化させ、初めて国の予算措置を受けることになった。

 県の整備案では、橋を含む網干沖線の新設や、国道250号と接続する「臨港道路広畑線」(2車線)の4車線化を実施し、大型の貨物船を受け入れられる荷揚げ用岸壁も新たに設ける。実現すれば陸路、海路ともにアクセスの改善が期待できるという。

 網干区に工場を置くダイセルの担当者は「国道の渋滞で原料の搬入出に時間がかかり、納期にも影響しかねない。網干沖線の一刻も早い完成を望む」と期待を込める。

 国交省近畿地方整備局神戸港湾事務所は「臨港道路などの需要や整備費用、効果を検証し、実現の可能性を検討したい」としている。

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