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1カ月ぶりに営業を再開した「夢乃井」。従業員はマスクや手袋など感染防止対策を徹底する=姫路市夢前町前之庄
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1カ月ぶりに営業を再開した「夢乃井」。従業員はマスクや手袋など感染防止対策を徹底する=姫路市夢前町前之庄

 新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言が21日、兵庫県内でも解除された。我慢と緊張を強いられてから1カ月半。姫路・西播磨では休業していた老舗旅館が営業を再開したり、子どもたちが学校で過ごしたりと、少しずつ元の日常が戻りつつある。「第2波は招かない」。住民らは感染予防に気を引き締めつつ、ようやくたどりついた一つの“出口”に安どの表情も見せている。

 姫路城を核にした姫路・西播磨の観光業も復活への歩みが始まっている。姫路市夢前町の塩田温泉郷にある旅館「夢乃井」は21日、約1カ月ぶりに宿泊など全てのサービスを再開した。

 夢乃井では2月下旬から宿泊客の減少が顕著になり、国の緊急事態宣言が発表された後、4月19日から営業自粛に入った。これまでの予約キャンセルは1万件以上、損失は数千万円にも及ぶ。大型連休後は近畿の新規感染者数が減少し、営業を希望する声も増えてきたことから再開を決めた。

 この日チェックインした計26組は大半が兵庫県内から訪れた。旅館側は希望する客以外は部屋までの案内を省略するなど、感染予防を心掛けた新たな「おもてなし」を模索する。客室の稼働は半分に抑える。

 吉井啓二社長(78)は「会話を控えるなどサービスの転換が求められ、ジレンマがある。癒やしの提供という旅館の役割を果たしたい」と話していた。

 一方、姫路城近くのレンタル衣装店「夢織館(ゆめおりやかた)」は再開時期を8月中旬に定め、店舗の改修を進めている。

 オーナー平本エリカさん(55)は「姫路城が見学可能になっても観光客が戻るのはもう少し先になる」と予測。人件費や家賃の負担は続くが「感染対策を優先したい。歴史好きのお客さんに喜んでもらえるお店を目指し、準備に時間を投資したい」と先を見据えた。(小林良多、地道優樹)

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