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落語家へのエールを揮毫した岩田健三郎さん(右端)と発案者の中原由紀さん(中央)、垣内睦彦支配人=姫路市西二階町
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落語家へのエールを揮毫した岩田健三郎さん(右端)と発案者の中原由紀さん(中央)、垣内睦彦支配人=姫路市西二階町

 「笑って健康 落語で免疫」。新型コロナウイルス感染症の影響で寄席を開けず、困窮する落語家へのエールを込めた墨書きが、兵庫県姫路市の西二階町商店街にあるコミュニティーホール「七福座」に登場した。七福座の寄席の常連だった女性が、阪神・淡路大震災での経験をヒントに同市の版画家岩田健三郎さん(72)に揮毫を依頼。姫路出身の若手落語家が考えた標語を高座に掲げる。

 被災時に神戸・三宮で働いていた同市の主婦中原由紀さん(49)は、立ち寄った元町の海文堂書店(現在閉店)で「頑張ろう神戸 私たちの街だから」という墨書きに出合った。コロナ禍では、天満天神繁昌亭(大阪市)や神戸新開地・喜楽館(神戸市)が休館。寄席がなくなり、若手落語家が生活苦に陥ったことを新聞で知り、「書で落語家を勇気づけたい」と岩田さんや七福座の垣内睦彦支配人(57)に相談した。

 その後、垣内さんの依頼で、七福座で寄席を開いてきた姫路出身の月亭秀都さん(30)が標語を考えた。6月初旬、岩田さんが七福座を訪れ、筆で縦90センチ、横70センチの作品を仕上げた。故桂米朝さんや桂ざこばさんと親交があった岩田さんは「『石の上にも三年』。困難な状況だが、どんな分野でも続けることが大切だ」と若手への思いを口にした。中原さんは「ネガティブな空気が漂う中で落語家を鼓舞し、客の気持ちを和らげてくれる標語。岩田さんの力強く個性的な文字でより響くメッセージとなった」と喜んだ。

 七福座は17日の「七福寄席」から落語会を再開する。TEL079・224・6341

(井沢泰斗)

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