姫路

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平時の蟠洞川=5月28日(姫路市余部区、提供写真)
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平時の蟠洞川=5月28日(姫路市余部区、提供写真)
西日本豪雨で広範囲が浸水した蟠洞川の樋門上流部=2018年7月7日早朝(姫路市余部区、提供写真)
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西日本豪雨で広範囲が浸水した蟠洞川の樋門上流部=2018年7月7日早朝(姫路市余部区、提供写真)
排水ポンプ車で蟠洞川の水を排出する試運転が行われた=5月28日(姫路市余部区、提供写真)
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排水ポンプ車で蟠洞川の水を排出する試運転が行われた=5月28日(姫路市余部区、提供写真)

 兵庫県姫路市余部区の蟠洞(ばんどう)川と揖保川の合流点で、県と国が本格的な浸水対策を進めている。今春には余部地区で優先的に運用する排水ポンプ車1台を配備。今秋にも両川の合流点を下流に付け替える2年がかりの工事を始める。2018年の西日本豪雨では広範囲な浸水被害が発生しただけに、住民らの期待は大きい。(田中伸明)

 県姫路土木事務所河川砂防課などによると、合流点付近の蟠洞川には1999年、揖保川からの逆流を防ぐ鋼製の樋門(ひもん)が設置され、大雨時には閉鎖されてきた。しかし、それがあだとなって閉じた樋門の上流で水があふれる被害が続発。2018年7月の西日本豪雨では、避難場所になっている余部小学校近くまで浸水し、早期の対応を求める声が高まっていた。

 県と国は西日本豪雨の被害を踏まえ、検討段階だった対策を加速させた。総事業費約6億円を投じ、三つの事業を進めている。

 昨年夏には、右岸の堤防を約140メートルにわたって0・5~1・3メートルかさ上げし、水があふれるのを抑える工事を実施した。

 今年3月には、県内の土木事務所では第1号となる排水ポンプ車(11トン)を配備した。水中モーターポンプを6台備え、毎分30立方メートルの処理が可能に。5月28日には地元住民らが見守る中、実際に蟠洞川から揖保川への排水を試みた。

 合流点の付け替えは、揖保川の掘削工事と合わせて今秋に着工する予定。同川河川敷に約200メートルの水路を造り、より下流に水が流れ込むようにする。水位の低い場所で合流させることで蟠洞川の流れを良くし、樋門を閉める時間を短くする効果があるという。

 同様の付け替えは、西日本豪雨で甚大な被害が出た岡山県倉敷市真備町地区でも、小田川と高梁川の合流点で実施されている。

 余部地区連合自治会長の中野秀彰さん(70)は「自治会の長年の要望がかなってうれしい。住民からも安心したとの声が上がっている」と話した。

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