姫路

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見学が再開された姫路城大天守の最上階。駆けつけた谷村登志男さんの姿があった=姫路市本町
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見学が再開された姫路城大天守の最上階。駆けつけた谷村登志男さんの姿があった=姫路市本町

 今月15日、世界文化遺産・国宝姫路城(兵庫県姫路市)が息を吹き返した。3カ月ぶりに屋内部分の見学を再開。朝一番、息を切らせて大天守最上階にやってきたのは御年90歳の男性だった。

 「待ち遠しくて昨日は眠れなかった。戦時中から、お城は私の心の支えですから」

 姫路市の元教諭谷村登志男さん。窓からの眺めをじっくり味わった。

 戦争末期の1945年。姫路の旧制中学に通う15歳だった。城は親元を離れた下宿生を慰めてくれた。7月3日夜の空襲では焼夷(しょうい)弾の下を逃げ惑った。焼け焦げた街に奇跡的に残った大天守が、再び勇気をくれた。

 退職後の30年間も足しげく通い、歴史を学んできた。この日は会員制交流サイト(SNS)に写真を投稿。発信するのは“恩返し”なのだという。

 「姫路城は強い。幸運を分け与えてくれる存在でもある。今度もほら、乗り越えられたでしょう」。長い人生で蓄えられた城への畏敬の念があふれていた。(小林良多)

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