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完成した布マスクを持つ(左から)寺谷宏樹巡査部長と福井梨絵さん、地域住民ら=姫路市家島町坊勢
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完成した布マスクを持つ(左から)寺谷宏樹巡査部長と福井梨絵さん、地域住民ら=姫路市家島町坊勢

 新型コロナウイルスの感染防止に役立ててもらおうと、兵庫県姫路市家島町の坊勢島では、地域おこし協力隊員や駐在所の警察官が中心となって布マスク1255枚を手作りし、地元の全世帯や商店などに配布した。「(ウイルスという)『見えない敵』に、地域一体で立ち向かいたい」。そんな思いを込めた「島のマスク」が、住民のつながりを強めている。(山本 晃)

 マスク作りは4月中旬、地域おこし協力隊員の福井梨絵さん(41)が発案した。姫路市内では感染判明が相次いでいたが、島内ではマスクを着ける人が少なかった。診療所は1カ所しかない。例年なら多くの人が訪れる大型連休を前に「島外との交流が増えれば、感染リスクが高まりかねない」と危機感を募らせた。

 福井さんは青年団から秋祭り用の手拭いを提供してもらい、区会の事務所などを借りて4月下旬に作業を開始。取り組みを知った住民ら約10人も協力した。飾磨署坊勢駐在所の寺谷宏樹巡査部長(30)もその一人。「コロナ対策だけでなく、地域交流にもつながる」と、パトロールなどの合間を縫ってひも通しやアイロン掛けを手伝った。

 マスクは順次配布され、商店や学校へは福井さんらが直接届けた。6月中には全て配り終える予定で、坊勢区会の池田一憲(かずのり)区長(73)は「島のために一生懸命作ってくれた。心がこもっていて、逆にもったいないくらい」とねぎらう。

 2017年に東京から移り住んだ福井さん。「実際にマスクを着けて見せてくれた人もいた。島の人とより深く関わることができた」と話す。駐在所で3年目となる寺谷巡査部長は「住民との距離の近さがこの島の魅力。警察官として、今後も地域の困りごとに寄り添っていきたい」と意気込みを新たにしていた。

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