姫路ケーブルテレビ(兵庫県姫路市)は、コロナ禍で中止された「全国高校野球選手権兵庫大会」の代替大会として18日に開幕する「夏季兵庫県高校野球大会」(神戸新聞社など後援)について、ウインク球場(姫路市)で行われる23試合を完全生中継する。中継対象も姫路・西播地区の全ての高校に広げる。「高校球児たちの最後の夏を届けたい」とのスタッフの思いが後押しした。
ウインク球場での生中継は、カメラ5台を活用し、実況や解説を交えた本格版。ベスト8を決める2試合も生中継する。夜の再放送もある。高砂市野球場での4試合もカメラ5台で収録し、試合数日後の夜に放送。波賀メイプル球場(宍粟市)の2試合もカメラ2台で撮り、30分のダイジェストで放送する。
他球場で行われる姫路・西播地区の高校の試合は、提携するケーブルテレビが撮った映像を放送する予定。姫路・西播勢の試合は、ほぼ全てカバーする。
姫路ケーブルテレビの阿部慎吾・取締役放送部長は「27年にわたって高校野球中継に取り組んできたノウハウを生かし、高校球児や父母らの思い出に残る試合を届けたい」と話す。
放送時間など詳細はTEL0120・129・130
(田中伸明)
