姫路

  • 印刷
ユーパックが開発した段ボール製パーティション=たつの市神岡町大住寺
拡大
ユーパックが開発した段ボール製パーティション=たつの市神岡町大住寺
まねき食品が開発した折りたたみ式「お弁当シールド」=姫路市北条
拡大
まねき食品が開発した折りたたみ式「お弁当シールド」=姫路市北条

 新型コロナウイルスが再拡大する中、手軽に飛沫(ひまつ)感染を防げる「簡易パーティション」を播磨地域(兵庫県)の企業が続々と開発している。素材に紙を使い、簡単に組み立てられるのが特徴。食事や会議での対策を目指す企業や学校、自治体から引く手あまただ。(地道優樹)

 「長机に隣同士で座る人を仕切るものが欲しい」。緊急事態宣言解除後の6月中旬、同県たつの市の老舗段ボールメーカー「ユーパック」に依頼が舞い込んだ。

 持ち掛けたのは龍野商工会議所。コロナ禍で休止していたセミナーなどの本格再開に向け、感染予防対策が必要という。

 実はユーパックは4月から、職場内の机や来客窓口で使う仕切りを自前の段ボールで製作していた。費用や環境面の負荷でアクリル板の仕切りの導入に消極的だった商工会議所関係者が、その話を聞きつけた。

 ユーパックは、強度を高める試作を重ね、高さ62センチ、幅75センチのパーティションを設計。厚さ8ミリの段ボール2枚を波目が交差するように貼り合わせ、「弱点だった折れ曲がりやすさを克服した」と小倉優一常務。重さも約800グラムまで軽量化した。

 会議室や食堂の長机を仕切りたいという需要は、地元企業やたつの市役所など予想以上に多かった。7月下旬に2200円で発売すると、これまで500枚以上の注文が寄せられている。1人用机や受付窓口を想定した商品も販売。同社TEL0791・65・0286

     ◆

 宅配弁当を手掛けるまねき食品(姫路市)は、折りたたみ式の「お弁当シールド」を開発した。紙と透明なフィルム製で高さ30センチ、横幅42センチ。10秒ほどで組み立てられ、弁当の三方を囲うことができる。

 きっかけは今年2月、弁当500食を注文したいと学会から相談を受けたこと。国内感染が出始める中「参加者が納得して会食できるアイデアはないか」と問われた。結局注文はキャンセルとなったが、その後も社員が知恵を絞り、7月に商品化した。

 特に学童保育施設から好評で、県内外から3千枚以上の注文があった。会社やホテル、自治会や婦人会も含めると累計5千枚を超す。会議や研修、旅行などで活用されているという。

 新幹線のテーブルに合わせた小型版、懐石料理に対応できる大型版も、今秋の販売を目指して開発中。担当者は「マナーやエチケットの目的で需要は伸びるはず。周りの目を気にせず安心して食事を楽しんでもらう助けになれば」と話す。

 1枚165円(弁当とセットの場合は110円)。同社店舗などで販売。TEL079・224・0251

姫路の最新
もっと見る

天気(10月31日)

  • 20℃
  • ---℃
  • 0%

  • 19℃
  • ---℃
  • 0%

  • 21℃
  • ---℃
  • 0%

  • 20℃
  • ---℃
  • 0%

お知らせ