姫路

  • 印刷
スポーツ分野での活用に期待がかかるCNT入りオイル=姫路市土山東の町
拡大
スポーツ分野での活用に期待がかかるCNT入りオイル=姫路市土山東の町
東京マラソン車いす男子の部で準優勝した渡辺勝さん(左)=3月1日、東京都内(渡辺さん提供)
拡大
東京マラソン車いす男子の部で準優勝した渡辺勝さん(左)=3月1日、東京都内(渡辺さん提供)

 極小の炭素繊維「カーボンナノチューブ」(CNT)が入ったオイルを手掛ける「J-MAX」(兵庫県姫路市土山東の町)が、スポーツ分野への進出に力を入れている。主に自転車などのタイヤの潤滑剤として活用できるといい、東京パラリンピックへの出場を狙う車いすマラソンの選手らも取り入れ始めた。(井沢泰斗)

 同社は1980年設立の電子機器メーカー「大成化研」の関連会社。CNTを液体化した潤滑オイルを開発し、工業用に売り出した。かつて手柄山中央公園で営業していた回転展望台の動きが鈍くなった際には、ベアリングにオイルを差すことで摩擦が軽減されて回転がスムーズになり、性能が注目された。

 その後、2020年夏に予定されていた東京五輪・パラリンピックに向け、スポーツ選手へのPR活動にも本格的に乗り出した。競輪選手に提供したところ、「チェーンやギアに使うと滑りが良くなった」と高評価を受け、紹介先が広がったという。

 初めて正式に物品サポートの契約を結んだのは、車いす陸上の国内トップ選手渡辺勝さん(28)=福岡市=が所属するチーム。今年3月にはタイヤの軸部分にCNTオイルを塗って東京マラソン(42・195キロ)にも出場し、1時間半のタイムで準優勝を果たした。

 「車いすで競うスポーツなので、道具選びは重要」と渡辺さん。「初めて使ったときは、いつもと同じ感覚で走れないほど転がりが良く、ここまで変わるのかと驚いた」という。

 ほかにも同社は、激しい動きで車いすに負担がかかりやすい車いすバスケットボールや、BMXの選手らに活用を提案している。五輪・パラは延期されたが、担当者は「1年先に延びたからこそ、選手の要望を取り入れながらより使いやすいものを作っていきたい」と意気込んでいる。

姫路の最新
もっと見る

天気(9月28日)

  • 26℃
  • ---℃
  • 20%

  • 24℃
  • ---℃
  • 20%

  • 27℃
  • ---℃
  • 0%

  • 27℃
  • ---℃
  • 10%

お知らせ