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真っ赤な実がなる「ツチアケビ」。檜本光義さんが支柱を立てて見守る=市川町
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真っ赤な実がなる「ツチアケビ」。檜本光義さんが支柱を立てて見守る=市川町

 兵庫県市川町の竹やぶに細長くて赤い実が鈴なりになっているのを8月下旬、近くの住民が見つけた。恐る恐る割ってみると中に白い果肉が詰まっている。バナナにしてはちょっと毒々しいが、正体は一体…。

 草丈は約70センチで長さ7、8センチの実が40個ほど付く。

 見つけたのは竹やぶを所有する檜本(ひのきもと)光義さん(70)。7月初旬、散歩中に見慣れないピンク色の花が目に留まり、その後観察を続けると、真っ赤な実がなった。「長年住んでいるが、こんなん初めて」と目を丸くする。

 県立人と自然の博物館(三田市)によると正体はラン科の「ツチアケビ」。菌類と共生して落ち葉を分解する「腐生植物」で、暗い林床に生えるので気付きにくいが、全国に広く分布する。種子が軽いので風で飛んできたり、どこかで種を食べた鳥がふんを落としたりして、1本だけ生えた可能性があるという。

 アケビに似るのが和名の由来。実は生薬に使われる。多年草なので来年も花や実を付けそうだ。「トウガラシにもサツマイモにも見える。最初は気味が悪かったが、愛着が湧いてきた」と檜本さん。台風で倒れないよう、支柱を立てて見守っている。(井上太郎)

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