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屋台練りはわずかな距離だけ限定的に。男たちはマスクを着けて肩に力を入れた=福崎町南田原
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屋台練りはわずかな距離だけ限定的に。男たちはマスクを着けて肩に力を入れた=福崎町南田原
狭間には小さなカッパの「隠し彫り」をあしらった
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狭間には小さなカッパの「隠し彫り」をあしらった

 昭和初期に作られた初代の祭り屋台を守ってきた兵庫県福崎町南田原の八反田地区が屋台を新調し、26日に「入魂式」があった。新型コロナウイルスの感染防止のため、お披露目の巡行を最小限にとどめるなど式典を簡素化。マスクを着けた氏子たちが真新しい屋台を力強く差し上げていた。(小林良多)

 八反田地区は、反り返る布団屋根の旧屋台を、繰り返し修理して受け継いできた。新屋台の屋根は垂木が美しく扇状に広がり、飾り金具は四面とも「龍」に統一した。福崎町が妖怪で町おこしを進めていることにちなみ、狭間には小さなカッパの彫刻が顔を出す遊び心も盛り込んだ。

 新調は2018年に決定。寄付集めに奔走し、準備の会合は70回を超えたがコロナ禍で秋の屋台練りは中止に。感染対策に気を配りながら簡略化した入魂式を行うことにした。

 この日、同地区では早朝から新しい太鼓の音が響き渡った。締め込みに黄色のはっぴ姿の男衆が、地区にある八坂神社に向けて屋台を引いて歩いた。

 入魂式では八反田自治会の多田龍三区長(68)が「地区の心を一つにする契機になる」とあいさつ。男たちが目を赤くし、白木の屋台を高く差し上げると、周囲から拍手が送られた。

 最後に旧屋台と並べて記念撮影。地区の祭り保存会の正木浩幸会長(57)は「今できる限りの形でお披露目ができ、『いいのができた』と満足してもらえたことが何よりうれしい」と感極まっていた。

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