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仏コンクール初受賞となった「柔道」と川石光佐社長=姫路市下寺町
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仏コンクール初受賞となった「柔道」と川石光佐社長=姫路市下寺町

 フランスのソムリエが審査する日本酒コンクール「Kura Master(クラマスター)」で、灘菊酒造(兵庫県姫路市手柄)の純米大吟醸酒「柔道」が同社初の金賞を獲得した。創業者の弟で「フランス柔道の父」と言われる川石酒造之助(みきのすけ)にちなんだ銘柄。同社は「求められる個性を重視して仕込んだ。酒造りを通じ両国の結び付きを一層強めたい」と喜ぶ。(小林良多)

 フランスでは近年、日本酒の消費が伸びている。健康志向の高まりを受け、レストランでも肉や乳製品に代わって野菜を使う機会が増え、素材の味を生かす傾向が強まっている。「苦味」や「辛味」などを特徴とする料理はワインと相性が悪く、ソムリエたちが注目するのが日本酒だという。

 クラマスターは2017年から同国で開かれている品評会で、一流ホテルのソムリエらが審査員を務める。「純米酒」や「純米大吟醸酒」などのカテゴリーごとに「プラチナ賞」や「金賞」を選んでいる。

 同社は今回、18年に開発した輸出用銘柄「柔道」を出品した。かつてパリで道場を開くなど競技の普及に尽力した酒造之助の功績にあやかり、現地で親しまれるよう名付けた銘柄だという。

 原料には播磨産の「兵庫夢錦」を使用。精米歩合は50%と磨き過ぎず、力強く発酵させた。うま味や香りを左右する乳酸やアミノ酸などの「酸」を醸すことを意識した。

 純米大吟醸酒の分野では一般に「酸」は評価につながりにくいとされるが、同社の川石光佐(みさ)社長(42)は「海外では料理との相性、ペアリングが大事。取引の中で味わいある酒が求められていると感じていた」と話す。

 コロナ禍で3カ月遅れの開催となったが、9月上旬、824点の応募の中から計188点の金賞の一角に選ばれた。同社は「この機会にぜひ味わってほしい」と国内でも限定販売する。720ミリリットル瓶が2300円(税別)。ネットショップは14日まで。同社直売所は売り切れ次第終了。TEL079・285・3111

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