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和紙に鉛筆や筆で描かれた松岡映丘の作品が並ぶ会場=福崎町西田原
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和紙に鉛筆や筆で描かれた松岡映丘の作品が並ぶ会場=福崎町西田原

 大和絵の再興に尽力した兵庫県福崎町出身の日本画家・松岡映丘(えいきゅう)(1881~1938年)の下絵展「映丘が描いた歴史画」が3日、同町西田原の柳田国男・松岡家記念館で始まった。御伽草子や太平記など歴史物語の名場面を、鉛筆や筆で緻密に描いた8点を展示している。11月29日まで。

 映丘は8人兄弟の末っ子で、民俗学者の柳田国男と歌人・国文学者の井上通泰を兄に持つ。平安時代に生まれた大和絵に、大胆な構図や現実的な自然描写を取り入れ、モダンな感性を吹き込んだ。

 実際に甲冑(かっちゅう)を着て研究した映丘は、武者絵を得意とした。源頼朝を逃がそうと、佐々木高綱が応戦する姿を描いた「土肥の杉山」では細部まで再現された甲冑の造形美が目を引く。

 死の間際に息子に語り掛ける楠木正成や、重病人の背中を洗う光明皇后が繊細な筆遣いで描写され、描かれた人物の表情からは感情の機微が読み取れる。学芸員の北山容子さん(34)は「人物が際立つように計算された構図や、内面描写を楽しんでほしい」と話した。

 無料。午前9時~午後4時半。月曜休館。同館TEL0790・22・1000

(地道優樹)

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