姫路

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新調された屋台を台車に乗せ、マスク姿の男衆が地区内を押して歩いた=姫路市町坪
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新調された屋台を台車に乗せ、マスク姿の男衆が地区内を押して歩いた=姫路市町坪

 荒川神社(兵庫県姫路市井ノ口)秋季例大祭の氏子地区の一つ、町坪(ちょうのつぼ)地区で4日、新調屋台の完成式が開かれた。今秋はお披露目の練りとなるはずだったが、新型コロナウイルスの影響で本番は中止に。それでも地域の誇りである屋台を一目見るため、マスクを着けた大勢の住民が集まり、静かな秋に太鼓の音を響かせた。(井沢泰斗)

 市無形民俗文化財の同例大祭は、屋台6台が参加する練りが、すり鉢で小芋を洗っているように見えることから「小芋祭り」と呼ばれる。町坪では約40年前に作られた先代屋台が老朽化したため、2015年に新調委員会を設けて製作を開始した。新屋台は高さ4・3メートル、本棒の長さ8メートルとわずかに大きくなったが、屋根の形状や白と金のだて綱は先代のデザインを引き継いだ。

 池田真人祭典委員長(60)は「練りは中止となっても完成式だけは町内で何とかやりたかった。伝統の大太鼓も継承し、遠くからでも町坪と分かる親しみ深い屋台になった」と話す。

 18、19年は白木の屋根で祭りに参加したが、完成式は漆塗りや飾り金具を施して以降で初めてのお披露目。神事を終えると屋台を蔵から出し、台車に乗せてゆっくりと町内を巡った。後ろには住民が行列をつくり、スマートフォンで記念の写真や動画を撮っていた。

 青年団長の中野竜汰さん(22)は「屋台練りのない秋は物足りない。久しぶりに屋台を見て太鼓の音を聞き、『祭りの季節だ』と感じられて良かった」と笑みを浮かべた。

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