姫路

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布団屋台の打ち手を務めるはずだった中学1年の女子生徒たち=姫路市白国5
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布団屋台の打ち手を務めるはずだった中学1年の女子生徒たち=姫路市白国5
小学5、6年の女子児童がたたく花車。上部にみこしをのせて運行する(提供写真)
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小学5、6年の女子児童がたたく花車。上部にみこしをのせて運行する(提供写真)

 祭りの主役は男-とは限らない。兵庫県姫路市の一部には女子も堂々と屋台に乗り込み、ブイ(ばち)を振るう地域があるらしい。「エンヤー アー ヨッソイ」。照明が点灯した夜の屋台蔵に、高く元気な声が響く。息の合った太鼓の音は、祭りのない秋の住宅街に季節感をもたらす。(井沢泰斗)

 白國神社(姫路市白国5)の秋祭りでは、女子も屋台や花車の打ち手を担う。

 増位山の麓に位置する同神社の秋季例大祭は、約1トンの本屋台に加え、青い座布団を重ねたような「布団屋台」と「花車」も主役を張る。布団屋台は中学生の男女が、台車に太鼓をのせた花車は小学5、6年生の女子がたたくのが伝統だ。

 男女分け隔てなく祭りに親しんでもらおうと、女子中学生は約20年前から、小学生は6年前から参加する。その影響もあり、「高校生や社会人になっても太鼓指導に来てくれる“OG”は多い」と屋台保存会の本間三知也会長(57)は胸を張る。

 「灘のけんか祭り」で知られる松原八幡神社(同市白浜町)や魚吹八幡神社(同市網干区宮内)に代表されるように、大半の秋祭りでは子どもを含め男性が屋台の打ち手を務める。そう伝えると、「女子の方が元気があるし、たたくのは当たり前やと思ってた」と増位中1年の女子生徒(13)は驚く。

 屋台蔵には過去数年間の打ち手の名が掲示され、参道の入り口から境内まで30分以上練り続ける「一気上がり」を担当した中学生はひときわ大きく記される。昨年の布団屋台の花形は、2人とも女子だった。

 今年の練りは新型コロナウイルスの影響で自粛となったが、特別に蔵を開けてもらい、初めて布団屋台に乗るはずだった中学1年生に腕を見せてもらった。

 「屋台は盛り上がりが違う。たたけんかったのは本当に残念」と女子生徒(12)。別の女子生徒(12)は「中学を卒業してもずっと参加したい」と力を込めた。

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