姫路

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書写山円教寺が所蔵する「書写塗」などを集めた特別展=姫路市書写の里・美術工芸館
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書写山円教寺が所蔵する「書写塗」などを集めた特別展=姫路市書写の里・美術工芸館
漆採取に使う道具とウルシの木=姫路市書写の里・美術工芸館
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漆採取に使う道具とウルシの木=姫路市書写の里・美術工芸館

 兵庫県内に伝わる漆(うるし)塗りの魅力を紹介した特別展「漆うるわし-書写塗(ぬり)・竹田塗・丹波漆」(神戸新聞社など主催)が24日、姫路市書写の里・美術工芸館(同県姫路市書写)で始まった。伝統的な漆器から漆を採取する道具まで、約100点が並ぶ。12月24日まで。(井沢泰斗)

 姫路に残る「書写塗」は、16世紀に和歌山県の僧侶から伝わった。黒漆の上に朱漆を重ね、使うにつれて風合いが変わるのが特徴。今回は椀(わん)や鉢などの食器をはじめ、書写山円教寺で僧侶が使用する机や仏具をつるす「磬架(けいか)」も展示した。

 兵庫県朝来市の国史跡・竹田城跡付近で生産された「竹田塗」は最盛期に150軒以上の業者があったとされるが、現在は途絶え、地元の研究保存会が復元に取り組む。同会所蔵の蒔絵(まきえ)の椀や、漆を練った大鉢を並べ、一大産地の歴史を伝える。

 その竹田塗の原料が「丹波漆」。現在も京都府福知山市で、ウルシの樹液を採取する職人を写真パネルで紹介。専用の鎌やカンナなど現役の道具も陳列した。

 同館の担当者は「1本の木から180ccしか取れない大変な作業。後継者不足でも伝統的な生産方法を続ける職人を応援したかった」と意図を説明する。

 会期中には関連イベントも企画。学芸員の解説会(11月3日、12月6日)▽円教寺執事長・大樹玄承氏の講演(11月8日)▽竹田塗研究保存会長の講演(11月21日)▽播磨書写塗伝承会代表の実演会(12月13日)-を予定する。

 午前10時~午後5時。原則月曜休館。一般310円、大学・高校生210円、小中学生50円。TEL079・267・0301

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