姫路

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制作の下準備として、姫路城の姿を目に焼き付けて歩いた青山大介さん(手前左)=姫路市山野井町
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制作の下準備として、姫路城の姿を目に焼き付けて歩いた青山大介さん(手前左)=姫路市山野井町
神戸のメリケンパークを中心に描いた青山大介さんの作品(港町神戸鳥瞰図2017の一部分)
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神戸のメリケンパークを中心に描いた青山大介さんの作品(港町神戸鳥瞰図2017の一部分)
青山大介さんが描いた姫路城の試し書き。連立式天守を描く方角を確認したという(青山さん提供)
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青山大介さんが描いた姫路城の試し書き。連立式天守を描く方角を確認したという(青山さん提供)

 空飛ぶ鳥の目線で現在の姫路市街地(兵庫県姫路市)を緻密に描いた「姫路城下鳥瞰(ちょうかん)図」の制作が来年の完成を目指して始まった。手掛けるのは神戸や大阪の街を描いてきた鳥瞰図絵師の青山大介さん(44)=神戸市西区。31日、企画した播磨学研究所所長の志賀咲穂さん(73)らとともに姫路城の周辺を巡り、建物を撮影しながら作品のイメージを膨らませた。(小林良多)

 同研究所によると、姫路の城下町を俯瞰した絵画は1741年作の「姫路城図屏風(びょうぶ)」が有名で、後に明治期や昭和初期にも鳥瞰図絵師らが作品を残している。同研究所は「現代の城下町の姿も後世に残そう」と昨年から企画を進め、青山さんに白羽の矢を立てた。

 青山さんは2006年から鳥瞰図絵師として活動。港町神戸をテーマにいくつもの作品を発表している。作品は遠近法を用いることなく、真上から見た地図のように正確に区画が広がる。建物は斜め上から立体的に描かれ、側面や屋上まで克明に再現される。

 今回は姫路城を中心とする南北2・4キロ、東西約2・1キロのエリアを縦96センチ、横84センチの図面に落とし込む。城下町を手掛けるのは初めてという青山さんは「街の顔となる城をつぶさに描写するのはもちろん、町家の区割りなど名残も感じてもらえる一枚に仕上げたい」と意気込む。

 この日、青山さんは志賀さんらとJR姫路駅前を出発後、城の周囲にある神社など約30カ所の史跡を巡った。兵庫県立大環境人間学部の学生15人も授業の一環で同行し、写真に記録する作業を手伝った。

 9月に所長に就任した志賀さんは「姫路の街は生き物のように変遷してきた。正確に街の表情まで描いた鳥瞰図を残す意義は大きい。完成した作品は観光グッズや街頭の掲示物などさまざまに活用できれば」と話した。

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