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毎年、多くの初詣客でにぎわう播磨国総社。来年の正月は密回避を呼び掛ける=姫路市総社本町
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毎年、多くの初詣客でにぎわう播磨国総社。来年の正月は密回避を呼び掛ける=姫路市総社本町

 兵庫県の姫路・西播磨地域の社寺が来年の正月に向け、新型コロナウイルス対策に追われている。例年は拝殿前に初詣客の長い列ができるが、各神社は鈴を鳴らすための「鈴の緒」を巻き上げて固定したり、参拝者同士の間隔を空けるよう放送で促したりして密状態の回避を図る。祈祷(きとう)を受ける人数の制限やおみくじの筒の消毒を徹底する神社もあり、新年の幸せを祈願する風景は様変わりしそうだ。(田中宏樹)

 例年初詣に約7万人が訪れる姫路護国神社(同県姫路市本町)は、多くの参拝者の手に触れる鈴の緒を垂らさず、拝殿前のどこでも手を合わせられるようにする。おみくじを引く参拝者に手指の消毒を求め、巫女(みこ)らが筒を定期的に除菌する。

 泉和慶宮司(68)は「やはり三が日は人が集中するだろう。屋外とはいえ、工夫して感染対策をしないといけない」と強調する。

 祈祷の出席者を通常の3分の1となる計20人に絞るのは、宍粟市一宮町の伊和神社。参拝者が多い場合、家族なら代表者1人、企業などの団体は5人までに限定する。露店数も今年の正月から半減させる考えで、8店ほどが参道の片側に並ぶ。赤穂大石神社(赤穂市上仮屋)はえとの入った「かわらけ」(素焼きの杯)を参拝者千人に手渡ししてきたが、来年は机に置いた杯を持ち帰ってもらう。

 一方、毎年三が日に約35万人が足を運び、姫路市内で最もにぎわう播磨国総社(姫路市総社本町)は例年通り、8本ある鈴の緒を垂らす方針。大恵貴之権禰宜(ごんねぎ)(51)は「鈴の緒がないと拝殿前の真ん中にいる人は人混みを抜けにくくなる」と説明。境内の放送で密接や密集を避けるよう協力を呼び掛ける。

 書写山円教寺(同市書写)は、新年への期待を表す1文字を元日未明に大書する行事や新春祈願護摩供(ごまく)を例年通り行う予定。参拝者が利用する「書写山ロープウェイ」は毎年、大みそかから元日にかけて終夜運行を実施するが、今季については未定という。

 さらに、正月明けのえびす祭を見送る神社もある。

 十二所神社(同市十二所前町)は来年1月9、10日に予定していた祭りの中止を決めた。参拝客のほか縁起物を売る氏子、巫女らの感染リスクを懸念した。前年の縁起物をたく「とんど」は規模を縮小して行う予定。

 播磨国総社は、かごに福娘を乗せた「宝恵駕籠(ほえかご)行列」の練り歩きや境内での福引大会の実施を見合わせる。

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