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「石掛式天秤搾り」による新酒の出来栄えを確かめる須川陽司さんら=姫路市広畑区本町3
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「石掛式天秤搾り」による新酒の出来栄えを確かめる須川陽司さんら=姫路市広畑区本町3

 てこの原理を利用した「石掛式天秤(てんびん)搾り」による新酒の初搾りが19日、兵庫県姫路市広畑区本町3の田中酒造場で始まった。江戸時代から伝わる製法で、三日三晩で約400リットルを搾り出す。最大3トンの圧力をじっくりとかけることで、口当たりのまろやかな酒に仕上がるという。

 長さ約6メートルのケヤキを天秤棒として使用し、先の部分に約60キロの石を数個つるす。徐々に石を増やしていき、サクラの木の容器「酒槽(さかぶね)」に敷き詰めたもろみ袋から酒を搾り出す。

 もろみの圧搾方法としては最も古いとされ、同社は2000年に復活させた。現在、国内で採用している酒蔵はごく少ないという。

 午後2時ごろ、蔵人(くらびと)らが天秤棒に石をぶら下げると、新酒がちょろちょろと音を立てて流れ出た。たるのふたを開けると、ふわっと甘い香りが広がった。

 杜氏(とうじ)の須川陽司さん(58)は「秋口の暖かさでうまみが増し、甘みたっぷりの優しい出来上がりになりました」と話した。

 「名刀正宗 しぼりたて 天秤搾り」として、山陽百貨店(同市南町)や酒販店などで今月下旬から販売する。一升瓶2860円、720ミリリットル1430円。田中酒造場TEL079・236・0006

(安藤真子)

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