兵庫県姫路市伊伝居の城北小学校で28日、創立130年を祝う記念行事「アニバーサリーDay」があった。在校生約330人が参加し、児童が設問を考えたクイズや宝探しゲームをチームで協力しながら楽しんだ。保護者はオンラインで自宅などから様子を見守った。
1891(明治24)年、姫路城北側の現在の校地に城北尋常小学校として開校し、今年が130年目にあたる。戦前は師範学校付属にもなり、1970年に広峰小、82年に城乾小が分離して現校区になった。
記念行事は、同校教職員とPTAが企画した。クイズ大会では「初代校長の名前は」などの3択問題に挑戦。宝探しゲームもあり、学年を超えてチームを作り、ヒントを元に地図のかけらを集めた。6年生が体育館に集まり地図をつなぎ合わせると松岡準人(はやと)校長(58)の写真と「この人の名前を大きな声で叫べ」の指令が浮かび上がった。
松岡校長はイギリスの人気絵本「ウォーリーをさがせ!」の主人公の仮装で登場。自作の祝賀ソングを披露し、児童も曲に合わせてダンスして盛り上がった。
6年の男児(12)は「これからも楽しい学校が続いてほしい」とにっこり。松岡校長は「人の温かさが城北小の特長。伝統をこれからもつないでいきたい」と話していた。(安藤真子)
