外国から来た子ども向けの日本語教室「日本語ひろばキッズ」に集う小中学生が20日、兵庫県姫路市本町のイーグレひめじで年賀状作りに挑戦した。参加者は来年の干支(えと)である丑(うし)の絵などを添え、楽しい絵手紙を描き上げた。
「日本語ひろば」は同市文化国際交流財団が2001年に開講し、子ども部門は今年9月に始まった。現在、中国やベトナム、タイ、フィリピンの子ら13人が、日本語の読み書きや生活習慣を学んでいる。
この日は9人が参加し、地元のアーティスト大西真紀さんに教わりつつ筆を執った。それぞれ自分の干支の動物と丑が手をつないだ絵などを描き、新年のあいさつを書き入れた。完成後には、友達を思いやる紙芝居「おとうふさんのおみまい」を楽しんだ。
荒川小3年でベトナム人の男児(9)は「字は難しかったけど、丑はうまく描けたかな。お父さんとお母さんに送ります」と満足そうに笑った。(平松正子)
