デザイナー高田賢三さん 姫路市が追悼行事計画 2021年1月から

2020/12/04 05:30

世界で活躍した高田賢三さん。インタビューでは故郷への思いを語った=東京都内(2010年撮影)

 兵庫県姫路市は3日、同市出身で、10月に81歳で亡くなった世界的ファッションデザイナー高田賢三さんの追悼行事を、複数回にわたって開催する方針を明らかにした。第1弾として、来年1月9~24日にイーグレひめじ(同市本町)で追悼展示を予定しているという。 関連ニュース 故高田賢三さんデザインの緞帳 4日無料公開 アクリエひめじ 華やか高田賢三ワールド「色彩の魔術師」と称された世界的デザイナー アクリエひめじで企画展 故郷に錦、高田賢三さん遺作の緞帳お披露目 アクリエひめじ完成記念式典

 3日の市議会本会議で、議員の一般質問に応じて説明した。
 高田さんは姫路城北東の野里地区で生まれ、姫路西高校を卒業。ファッションブランド「KENZO」で世界に名が知られるようになって以降も、姫路でのファッションショー開催や、文化コンベンションセンター「アクリエひめじ」の緞帳(どんちょう)デザインなどで古里への思いを示してきた。
 追悼展では、こうした姫路との関わりや高田さんの生涯を写真パネルで紹介。姫路で開催されたショーの映像や写真なども展示するという。
 さらに、来年7月10日に予定されるアクリエひめじの完成記念式典に合わせ、企画展示を実施。その後、市に寄贈された高田さんの衣装やデザイン画などを公開する本格的な展覧会も市立美術館で検討しているという。(井沢泰斗)

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