新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言発令を受け、兵庫県姫路市は14日、市立学校園での当面の対応として、児童・生徒が近距離で行う理科の実験や音楽の合唱、管楽器の演奏、家庭科の調理実習などは取りやめることを決めた。
感染リスクが高いと判断したためで、同日の市教育委員会会議で決まった。体育は可能な限り屋外で実施し、部活動の練習試合や合宿は行わないようにも通達するという。
スポーツ施設や貸し館施設については、県の対処方針を踏まえて利用時間を午後8時までに短縮する。
同市総社本町の市民会館では14日、職員が宣言期間内の貸し館利用者へ電話連絡に追われた。約30件の夜間利用については予約取り消しを依頼し、日中の利用者に対しても参加者が収容定員の5割以下になるよう求めた。
市民センターや公民館も同様の対応で、イベント自粛などによるキャンセル料は取らない。(井沢泰斗)
