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出動件数が減少する一方、救急搬送困難事案が前年より増加する姫路市消防局=姫路市三左衛門堀西の町
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出動件数が減少する一方、救急搬送困難事案が前年より増加する姫路市消防局=姫路市三左衛門堀西の町
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 救急患者の受け入れ先がすぐに決まらない「搬送困難事案」が、兵庫県姫路市消防局管内(同市と神崎郡3町)で18~24日の1週間に48件あり、出動件数の1割を占めたことが分かった。事案数は4週連続で40件を超えた。新型コロナウイルスの感染拡大による病床の逼迫(ひっぱく)が救急対応に影響を及ぼしているとみられ、特に発熱患者の調整が困難となっている。搬送までに医療機関との交渉が19回に及んだ事例もあり、市消防局は危機感を強めている。(田中宏樹)

 昨年11月16日(第47週)以降の搬送を対象に、市消防局が医療機関へ受け入れの可否を4回以上照会し、現場待機が30分以上となったケースを「搬送困難事案」として集計した。

 事案数は各週とも前年同期を上回った。11~12月は週40件以下で推移したが、コロナの感染者が市内で急増した1月4~10日(第2週)は58件と前週から11件増加。11~17日(第3週)も59件に上り、出動件数に占める割合が初めて1割を超えた。

 医療機関との交渉が19回に及んだのは発熱と嘔吐(おうと)の症状を訴えた高齢女性の搬送で、受け入れ先が決まるまでに約1時間20分を要した。ほかにも搬送までに3時間以上かかったケースがあったという。

 とりわけ発熱患者の場合はコロナ感染も疑われるため、「調整が難しい」と改發久樹救急課長。「現状では『救える命を救えない』という事態には至っていないが、いつか陥る恐れがあるほど危機的な状況」と強調する。

 市消防局は日頃から、119番の判断の目安にできるネット上の「救急受診ガイド」の活用も呼び掛けている。改發課長は「コロナの感染拡大の収束と、不急の搬送を減らすことで状況は改善される。迷う時はためらわず119番してほしいが、症状によっては必要性も考えてほしい」としている。

 発熱などの症状が出た人向けに、市や県は相談窓口を設けている。市発熱等受診・相談センターTEL079・289・0055(平日午前9時~午後7時。土日祝日は午後5時まで)▽県新型コロナ健康相談コールセンターTEL078・362・9980(24時間対応)

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