“時止まる”寒さ 高さ65m「扁妙の滝」凍結

2021/01/11 05:30

寒波で凍った扁妙の滝。山中に冬限定の光景が現れた=神河町根宇野

 今季一番の寒波が到来する中、兵庫県神河町根宇野(みよの)、笠形山(939メートル)中腹にある「扁妙の滝」が凍結した。高さ65メートルから流れ落ちる水が凍り付き、芸術作品のように輝きを放つ姿にハイカーらが見入っていた。(小林良多) 関連ニュース 「数年に一度」ホテルオークラの滝凍る 【動画】巨大な「霧の滝」 朝日で染まる空とともに神秘的な光景 立ち入ることが困難な“幻の滝” ドローンで全景撮影に成功

 姫路・西播地域は7~10日にかけ、各地とも最低気温が氷点下5度前後まで下がる日が続いた。9日には上郡で氷点下10・3度と観測史上1位を記録した。
 笠形山の麓にある施設「グリーンエコー笠形」によると、滝は昨年末に氷結し始め、8日から一気に広がった。加東市の男性(44)は「時が止まったかのよう。自然の力に圧倒される」と感じ入っていた。
 「登山時はアイゼンなど滑り止めの装備を」と同施設。入山の際は200円の環境整備費が必要。同施設TEL0790・32・1307

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