中身も“かっぱづくし” 妖怪キャラ「ガジロウ弁当」

2021/01/21 05:30

まねき食品から発売された「ガジロウ弁当」(提供写真)

 兵庫県福崎町のリアルで怖いかっぱキャラにちなんだ「ガジロウ弁当」が、まねき食品(同県姫路市北条)から発売された。外箱に大きくガジロウが描かれているだけでなく、中身のメニューも“かっぱづくし”。かっぱ巻きのほか、ガジロウの目や、頭の皿に見立てたおかずを詰め合わせた。 関連ニュース 姫路で新たに11人感染、1人死亡 新型コロナ 西播磨で新型コロナ3人感染 朝日と干潟、冬の朝彩る光のショー たつの・新舞子海岸

 外箱に描かれているのは、真っ赤な体がトレードマークのガジロウが両手を上げて川から飛び出す姿。「そのままだと少しグロテスク」(担当者)なため、漫画風のタッチでかわいらしくアレンジした。
 メニューは、3×3の9マスに区切って多彩な料理を味わえるスタイルに。中央にはまねき食品の名物「えきそば」のだしで炊いたご飯を盛り、ガジロウのイラストが入ったかまぼこを飾り付けた。
 さらに、ご飯の両脇には黒ごまを振ったいなりずしを配し、ガジロウの目をイメージ。頭の皿はグラタン、髪はキュウリとワカメの酢の物で表現した。
 昨秋、町役場近くにあるまねき食品福崎営業所長に、同町出身で在住の後藤伸介さん(53)が赴任したのを機に企画した。後藤さんは「コロナ禍に負けず、福崎もまねき食品も盛り上げていきたい」と話す。
 税込み千円(子ども用は同540円)。同社本社と福崎営業所(西田原)で予約販売している。ガジロウ人形が設置されている辻川山公園(同)でも、主に週末に出張販売(30食限定)を行う。まねき食品福崎営業所TEL0120・787125
(井上太郎)

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