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扉を開けるといきなり、いろんな画材が並ぶ玄関=姫路市船橋町3
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扉を開けるといきなり、いろんな画材が並ぶ玄関=姫路市船橋町3
看板はあるものの、外観はごく普通の民家=姫路市船橋町3
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看板はあるものの、外観はごく普通の民家=姫路市船橋町3
亡父のアトリエだった部屋にも絵の具や画集がぎっしり=姫路市船橋町3
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亡父のアトリエだった部屋にも絵の具や画集がぎっしり=姫路市船橋町3

 「玄関開けたら、もう画材」「不思議でワクワク」…。兵庫県姫路市船橋町3の住宅街に風変わりな画材店がお目見えし、会員制交流サイト(SNS)などで話題を呼んでいる。実はここ、同市二階町で長年親しまれてきた「中井三成堂」の建て替え期間中の仮店舗。ごく普通の民家に所狭しと額縁や絵筆が並ぶ光景は、それ自体がちょっとした空間芸術のようでもある。(平松正子)

 同店は1888(明治21)年に創業。その後、ヤマトヤシキとの共同ビルに入り、文化の発信地として役割を担ってきた。2018年のヤマトヤシキ閉店後も営業を続けていたが、建て替えの方針が決まったため、昨年11月から二階町の店舗を閉めている。

 船橋町の仮店舗は、中井晃社長(65)の両親が住んでいた家。築45年ほどというが、約60坪の敷地に木造2階建てで、白壁に三角屋根のしゃれた外観を持つ。7年前に亡くなった父・輝夫さんは日曜画家で、アトリエなども設けていたが、ここ数年は空き家となっていた。

 地上3階、地下1階だった元の店舗からこの家へ商品を運び込み、このほど営業を開始。門の中に立て看板はあるものの、初めての人はほとんど見つけられず、電話で問い合わせてから来るという。来店客は呼び鈴を鳴らし、玄関で靴を脱いで入るという“お宅訪問”スタイルだ。

 玄関口で出迎えてくれるのは、色とりどりの絵の具や筆記具。家の奥へと進んでいくと、居間や台所、押し入れ、風呂場にまで、額縁の見本やカンバス、画集などが居並ぶ。仏間にもビーナス像が鎮座するといった異空間ぶりに、SNS上では「いろんな意味でワクワクが止まらない」などと注目が高まる。

 建て替えには約2年かかる予定で、中井さんは「何をどこに置いたやら、自分たちもまごつく状態だが、その混迷ぶりも面白がってくれている様子。船場御坊なども近いので、散歩がてらのぞきに来てください」と話す。

 営業時間は午前10時~午後6時。火曜休み。同店TEL079・260・7506

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