地元産食材で「一人鍋」 姫路市内7店が自慢の品提供

2021/02/07 05:30

家島諸島近海で取れたカキや姫路産の野菜を生かした鍋料理=天ぷら海鮮 神福

 兵庫県の中播磨地域など県内産の農畜産物を使った鍋料理を味わえる「姫路鍋フェスティバル」が、姫路市内の7店舗で開かれている。新型コロナウイルス対策として、各店舗は1人で小さな鍋をつつく「一人鍋」を用意。かも鍋やしし鍋、すき焼きなど多彩なメニューが楽しめる。28日まで。(田中宏樹) 関連ニュース 「もふもふが鍋から吹きこぼれてるっ!」赤い鍋で楽しく体重測定!…ポメラニアンの子犬さんの成長が話題 全ての主婦・主夫を救う?「カレー鍋洗い」の革命なるか 超ベトベト汚れもサッと洗えるスポンジが誕生 アーモンドバター、おでん…「姫路の味」を全国へ ホテルや酒蔵「観光気分楽しんで」

 農畜産物の生産者や関連団体でつくる「中播磨『海・里・山』をむすぶ『食』の研究会」が毎年開き、4回目。地元産の食材をおおむね半分以上使った鍋を条件としている。
 姫路市西駅前町の和食居酒屋「天ぷら海鮮 神福(かみふく)」は夜のメニューで、家島諸島近海で取れたカキやタイ、市内で収穫された野菜をふんだんに使った鍋を販売する。清酒「奥播磨」で知られる下村酒造店(同市安富町)の酒かすをだしに使い、ゆずこしょうを添えて提供している。
 中井崇典料理長(47)は「海産物のうま味と野菜の甘みがだしに濃縮される。鍋の汁まで飲んで、播磨の味を楽しんでほしい」と話す。鍋のみは1790円、刺し身やとり天が付いた鍋御膳は2490円。
 ほかの参加店舗は県のホームページで確認できる。姫路農業改良普及センターTEL079・281・9338

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ